家庭用電気機器やシェーバーでも有名なフィリップス。幅広い守備範囲で培った技術力を凝縮し、医療機器を開発しています。
2019年には、従来の超電導型MRIでは約1500L必要であったヘリウムを、わずか7Lで超電導状態を維持できるという“Blue Sealマグネット”が実装され話題になりました。ヘリウムは限りある天然資源であり、その供給不足が危ぶまれている。フィリップス社はヘリウム依存から脱却した未来志向MRI運用の先駆者ともいえるでしょう。
高性能・高画質で、フィリップス主力製品として多くの臨床場面に導入されたAchieva。それが更に進化したAchieva1.5TA-series。使用する施設の検査に合わせて装置がパターンを学習し、スライスの位置決めや画像処理までをアシストする“Smart Exam”機能が採用されている。従来の頭部に加え、膝・脊椎・肩にも対応。RFパルス(電磁波)の受信を標準で16チャンネル、最大で32チャンネルまで搭載でき、撮像時間の短縮・画質向上が可能となった。
特徴はなんといっても“Blue Sealマグネット”の搭載。マグネット内に密閉されたわずか7Lのヘリウムで、超電導状態を維持するマグネットだ。ヘリウムが外部に漏れることがなく、重量も約900kg軽量化されているため、設置場所の自由度が高いというメリットもある。ヘリウム管の設置できない場所や、高層階にも設置がしやすい。『装置の耐用寿命が来るまで再充填の問題が発生しない』とのことで、費用の節約・環境保全に貢献できる。“EasySwitch Solution”という、スイッチひとつで一時的に磁場を消失させ、その後に磁場を回復させる新機能も搭載。万が一吸着事故がおきた場合には、磁場を落として吸着物を取り除いてから自動的に復旧ができる。もちろん撮像の高速化や空間分解能向上など、フィリップスが追求してきた高クオリティ画像も提供される。
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